日本内視鏡外科学会 技術認定医
取得までの道のり
高橋吾郎(平成17年卒)
私は平成17年に日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院で初期研修医を行い、平成19年4月に日本医科大学第一外科(現、消化器外科)に入局しました。学生時代から外科系診療科の医師になることは決めていましたが、どこの医局に入局するかは最後まで迷いました。入局の決め手になったのは、外科にローテーションしている時に、末期膵臓がんの患者さんに対して、最期になんとか食事を食べさせてやろうと悪戦苦闘している指導医の“医師としての姿勢”でした。消化器外科の最大の魅力は、なんと言っても自分の技術で患者さんに再び食事の喜びを味わってもらうことができることだと思っています。
一人前の消化器外科医になるためには、厳しい修練が待ち受けています。決して楽しいことだけでは無く、辛いことも多々あります。しかも、時間がかかります。しかし、長く厳しい修練の末、出来なかったことが出来るようになる喜びは何ごとにも代えられません。早く一人前になりたいからといって、本当にやりたいことを諦めて、目の前の山を避けることは本当にもったいないと思います。人生は一度しかありません。だったら、目の前の高い山に一緒に登りませんか?日本医科大学消化器外科には、多くの仲間とともに厳しいながらも楽しく修練し、一人前の外科医を育てる環境とノウハウが揃っています。